明後日、2019年3月11日は東北地方太平洋沖地震が発生してから、”8年目”を迎えることとなります。

●東日本大震災

という自然災害名称がつけられていますが、私の認識としては「地震による被害」ではなく「大津波災害」として受け止めています。

様々な自然現象に対して、少しでも被害発生を少なくするためには、人が自然ときちんと向き合うことがとても大切な要素となるもの。

そのために、”自然(自然現象)のことを正確に理解しておく(知識として知っておく)”ことが第一歩となります。

ここでは”津波”という自然現象に関する情報をご紹介したいと思います。

”津波”が発生する要因は”地震”だけではないことをご存じですか?

津波の発生パターン

”津波”というと大規模地震に伴って、誘発されてくる自然現象と思っている方が多いのではないでしょうかね。

確かに、日本において大規模な津波の大半が大地震時に発生しています。

ただ、実は、地震以外にも津波を誘発させる要因があることをご存じでしょうか?

過去に日本でも、”地震”以外の要因にて発生した津波による大規模災害が記録に残っているのです。

津波(災害を生じさせる可能性のある津波)には、細かく分類すると下記「5つの発生パターン」が存在しているのです。

●プレート境界線上のプレート境界型地震に伴う津波
●海底表面付近(浅発)での断層型地震(大規模地震)に伴う津波
●海底火山噴火に伴う津波
●火山の山体崩壊に伴う津波
●氷山崩壊に伴う津波

1) プレート境界線上のプレート境界型地震に伴う津波

プレート境界線上のプレート境界型地震に伴う津波

日本において、最も代表的な津波となるのが「 プレート境界線上のプレート境界型地震に伴う津波 」です。

別名「海溝型地震」と呼ばれる大規模地震に伴って、生じる津波。陸側のプレート(海底)が跳ね上がるときに、海が押し上げられることによって、大規模な津波が誘発されるのです。

このタイプの津波が最も、大規模な津波となりやすいもの。

2011年3月11日に発生した大規模津波は、プレート境界線型地震(海溝型地震)タイプの津波となっています。

プレート境界線型地震(海溝型地震) が発生した場合は、高い確率で津波が誘発される可能性があります。

2) 海底表面付近(浅発)での断層型地震(大規模地震)に伴う津波

海底表面付近の断層型地震に伴う津波

「1」の プレート境界線型地震(海溝型地震)タイプの津波 と同様に大規模な津波となるケースがあるのが、「海底表面付近(浅発)での断層型地震(大規模地震)に伴う津波」です。

海洋部での断層型地震(規模の大き目な地震)が発生したとしても、”津波”が生じる確率は低めとなっているのが特徴。

プレート境界線型地震(海溝型地震)が生じた時には、”津波”が誘発される確率が高いのに対して、 海洋部での断層型地震 の場合は、”津波”の発生確率は低いんですね。

それは、上記イラストのように「海底面に断層が表れて来ること」が津波発生の条件となるからです。

3) 海底火山噴火に伴う津波

”大規模地震”以外に大きな津波被害を生じさせる可能性があるのが「海底火山噴火に伴う津波」です。

海底火山の”大規模噴火”及び”海底の陥没(カルデラ陥没など)”に伴って、誘発される津波。日本は火山列島ですので、過去の記録が残っていないとしても、火山帯周辺にて、このタイプの津波の可能性は常に念頭にしておく必要があります。

特に、近年、大規模な自然災害に繋がる可能性が高いことから、注目度が高まっているのが

●九州南方の海底に広がる海底火山「鬼界(きかい)カルデラ」

の存在です。

鬼界カルデラの噴火は、鹿児島湾周辺にて大規模津波災害を生じさせる可能性が高いと考えられています。

4) 火山の山体崩壊に伴う津波

海沿いの火山が噴火した時にも”津波”が誘発されることがあります。噴火に伴って、「山が崩れ(山体崩壊)て土砂が海へ流入」したり、「海底部での地滑り」が生じることで津波が誘発されるのです。

昨年末(2018年12月22日)、インドネシア西部のスンダ海峡で大規模な津波災害が発生したことをご記憶の方もいるかと思いますが。

この時、スマトラ島やジャワ島の海岸を襲った津波は、火山島アナククラカタウの火山活動によって海底で起きた地滑りが原因と考えられています。

また、日本においても「島原大変肥後迷惑」という津波災害が記録されています。

1792年5月21日に肥前国島原で発生した雲仙岳の噴火に伴う、眉山の山体崩壊によって、誘発された”津波”による災害なのです。

*湾周辺に火山が存在

するようなエリアでは、常に”山体崩壊に伴う津波の可能性”を意識しておく必要がありそうです。

氷山崩壊に伴う津波

氷山崩壊に伴う津波

日本においては、あまり影響を受ける可能性は低いものの、世界的に見ると、わりと多くの津波被害が確認されているのが「 氷山崩壊に伴う津波 」です。

アイスランド周辺・北極圏や南極大陸周辺などで度々発生している津波。

中でも、今後「南極大陸」にて、大規模な氷河崩壊&海への流入があった場合は、大規模な津波が発生する可能性が懸念されています。

このケースでは、日本においても津波の影響が生じる可能性があるもの。念頭にしておきたい津波のひとつです。

併せて読んでおきたい”自然現象”関連記事

  1. 地震が発生する仕組み。4種類の地震発生パターンとは?!
  2. 地滑り・土砂崩れが生じる”3つの要因(仕組み)”とは?!

現在提供中の地震予測関連情報コンテンツ

  1. 【最新】地震予測情報コンテンツ一覧!ブログ・メルマガ・SNS