人工地震とは何なのか?!増え続けている人工地震

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地震活動

「人工地震」というとも何やら”陰謀”が絡んだ要素といった感じで、捉えられがちですが・・・。そんな都市伝説的な話は別として、実際に”人為的な作用によって誘発される地震”が存在しています。

人工地震とは何なのか?

都市伝説的に語られている人工地震を除いて、実際に『人為的な作用によって誘発されたと考えせれる地震は過去150年間で”728件”あった』という少々衝撃的な研究発表が存在しています。

昔から”人為的な地震活動”が存在していることは、知られていましたが、「2008年、中国四川省で発生したマグニチュード7.9の大地震」も人工地震に位置づけられるとのことには、少々驚きを感じてしまいました。

正直、私も”人工地震”と言えば「小規模な地震」であり、せいぜい地震規模としても「M4、M5程度まで」の地震が対象と思っていたんですよね。

でも、「M7.9」という大地震も人為的な作用によって、生じた地震だったとなると、今後の人工地震に対する意識を変える必要がありそうです。人工地震を安易に捉えることは危険なこととなりますからね。

人工地震を引き起こす二大要因!「資源採掘」「ダム開発」

過去の人工地震を検証していく中、その要因として2つの要素が示唆されています。

ことつが「資源採掘」。もうひとつが「ダム開発」です。

石油や石炭・天然ガスといった化石燃料の採掘の他、ダイヤモンドやサファイアなどの宝石。金・銀・銅などの金属&各種レアメタルの採掘に伴い、人為的な地震活動が生じていることが確認されています。

特に、近年アメリカなどで推進されている”水圧破砕法”による石油・天然ガス採掘が人工地震を増加させているとも言われています。

「ダム開発」において、一番、人工地震を引き起こすための力(作用)となるのが『水の重量』なんですね。

”水の重量”は、思いの外大きなものとなります。もともと、余分な荷重の存在していなかった場所に、ダム開発に伴う”大量の水”がもたらされることに。その”水の重さ”が年月の経過と共に、地盤(地殻)に大きな影響を与えていくわけです。

その結果、地殻の崩壊・・・すなわち、人工地震が発生することに。

2008年の中国四川省での大地震(M7.9)もダム開発によって生じた人工地震と考えられているのです。

人工地震の要因も多様化傾向に。

昨年(2017年)、北朝鮮での核実験に伴って発生したと推測される地震がありました。核爆発時による振動は別に、核爆発による影響で地震活動が誘発されたことが確認されたわけです。

地震がほとんど発生しないと言われている韓国でも、昨年(2017年)数回地震が発生しています。この地震も核実験などの影響で生じたのでは・・という考え方もあるようです。

その他、各種工事現場などでも、人為的な地震が確認された事例もあるとのこと。

人工地震の要因は、年々多様化しているのかもしれません。

なんとなく、個人的に、自然界の営みとして生じる”地震”には、納得できるといいますか・・・「共存対象」として認識出来るのですが・・。

”人工地震”は、とても共存対象として捉えることは出来そうもありません。(苦笑)

逆に、「人が自然を破壊(地殻を破壊)しているのでは??」と思ってしまいますからね。

科学の常識は変化するもの。

”地震活動”なども含む、「自然科学」「地球科学」「宇宙科学」などの研究は日々重ねられています。

現代社会では、『科学=常識』といった概念となっていますが、私がひとつ常に注意しているのが『科学=真実・心理』とは限らないということ。

自然界と上手く共存・共生していく上で、「科学=真実」という考えに縛られてしまうことは、悪影響(共生の阻害要因)となりうると感じているからです。

実際、”自然科学”に限らず”科学”と呼ばれているものは、常に変化しているもの。

数年前には、常識だった考え方(結果)が、今では非常識(過去の考え方は間違いだった)と認識されている要素などは多々存在しているものです。

ですから、「今の科学的な知識・情報」を基にして、様々な出来事(地震活動となど)を捉えていく・考えていくことは、大切な思考ではありますが、そのベースとなる”科学情報・知識”も真実ではない可能性があることを同時に意識しておくことが重要なんだと思うんですよね。

私も、自然科学の知識・情報を沢山蓄えてきていますが・・・それらが、いつ覆されることになってもいいようにと、自然科学系の最新情報を入手するように心がけています。

ちなみに、私の自然科学系情報源となっているのは、「NEWTON」と「ナショナル・ジオグラフィック」という科学系雑誌です。とにくか美しい写真と共に情報が掲載されているのが魅力なんですよね。

まあ、これらは「最新情報を入手しなくては・・」といった思いよりも、本当は単に「読んで楽しいから、見て、楽しいから」なんですけどね。(笑)

NEWTONき下記のような雑誌です。

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この両雑誌とも、雑誌としてのテーストは同じかもしれませんね。雑誌としては、高価格帯ということもあってから、出版不況の波の中、一時出版継続のピンチとなったこともあったようですが、今はまた持ち直してくれている模様。

Kindle版なども発刊しているようです。

でも、個人的にはやっぱり紙媒体の雑誌がいつまでも残ってほしいんですよね。モバイル・タブレット・PCなどは、仕事として、何時間もの間、継続活用しています。

私にとっては、そんな合間の休憩時間の読み物として、紙媒体の雑誌は最適なんです。タブレットやPCで雑誌を読むのは・・・”休憩”にならないんですよねぇ。「頭(目)の休憩となるかどうか」に違いあると感じています。

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とはいえ、上記のサービスのように、今後・・科学系雑誌なども、定額で読み放題にて、見れるようになったとしてら・・・。う~ん、華夏の魅力には勝てなくなるかもしれませんね。(笑)

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