日常的に情報発信している”地震発生情報”や”体感地震予測情報”に関して、適切に理解する上で知っておいていただきたい要素があります。それが「地名の表現」に関して。当ブログでの表現と合わせて、ポイントをお話しておきたいと思います。

「震源域の地域名」と「地震予測の対象地域名」の存在

もしかしたら、読者の皆さんは、あまり気になっていないことなのかもしれませんが・・。でも、一応誤解を招くといけませんので、説明をしておきたいのが、当ブログ上で地震発生情報や地震予測情報を発信するときに使用している”地域名”に関してです。

結論から言いますと、2種類の表記方法を使用しております。ひとつは、地震発生情報において、表記している地域名(震源域名称)。もうひとつは、体感地震予測情報にて、使用している予測対象地域名です。それぞれ異なる表現を使用しているんですね。

”地震発生情報”は気象庁で定めている「震源域名称」を使用。

震源域
*出典:気象庁HPより

”地震発生情報”に関しては、気象庁が発表している地震情報を採用しています。地震発生情報は、正確性と社会共通性が必要と考えているからです。上記図のように、震源域名称は、海洋部においても、わりと細分化されているんですよね。添付図だと、内容が良く見えないものと思いますので、詳細はこちらの気象庁HPをご参照いただければと思います。

”体感地震予測情報”は、伝わりやすさを最優先

対して、私が発信している”体感地震予測情報”においては、伝わりやすさを最優先。その時の状況によって、様々なニュアンスも含めた「予測対象地域名」での表現を活用しております。

そもそも、地震発生情報は、ピンポイントの正確な情報が発信されているわけですが・・。地震予測情報においては、対象エリアは、もっと広範囲で多少曖昧さも含んだものとなります。基本的には、円形範囲や楕円形範囲にて予測対象範囲を設定しています。

それを気象庁が設定している”震源域名称”を使用してしまうと、地域名称を沢山羅列しなければいけなくなってしまうんですよね。例えば、地震予測対象地域として、「小笠原諸島周辺」と表現しているものを”気象庁の震源域名称”で網羅しようとすると「鳥島近海・鳥島東方沖・小笠原諸島西方沖・父島近海・硫黄島近海・小笠原諸島東方沖」などと表現することとなってしまうわけです。

これだと、詳細に表記はされていますが・・なんとなく、地域・範囲がピントときませんよね。

また、”伝わりにくい”という意味では、同様に。気象庁の震源域名称がそもそも、あまり一般的なイメージとはなっていないので、震源域名称で表現しても、どこのことだか、わからない(すぐに、伝わらない)場合があるものです。

例えば、「日向灘周辺」と表記した場合、宮崎県に住んでいる方であれば、わかりやすいものと思いますが、その他の地域に住んでいる方にとっては、”湾の名称”で言われても、すぐにはどのエリアのことだかわからない場合が少なくないものです。もしかしたら、お隣の大分県の方でも、いまいちピントこない方だっているかもしれませんよね。

それよりも、「宮崎県沖」と表現したほうがイメージしやすいと思うのです。当ブログでは、”気象庁が発表する地震発生情報(震源情報)”と”体感地震予測情報”では、異なる地域名表現をしようしているということをご認識いただければ幸いです。