「地震予測」「地震予知」「地震予言」の違いとは?!(私見です。)

地震予知,雑記

地震予知

振り返ってみると、私は”地震予測”に関する情報発信(ブログ)を20年ほど行ってきているんですよね。まあ、まさにライフワークのひとつとなっていることをあらためて感じます。

私は当初から、『地震のことを過剰に恐れなくて済むように』『一人でも二人でもいいので、地震に対する心構えが整い、被害を生じさせないで済むように』ということを目的に”地震予測”の情報発信を行ってきました。ゆえに、「地震の発生を的中させる」なんて、考え方は一度も持ったことがありません。

受験や宝くじ・競馬・競輪などでは、ありませんので、”的中させること”を目的としたって、何の意味もないんですから。

でも、残念なことに、世の中においては、大地震が発生する度に、この”的中させることを目的とした地震予知・予測・予言情報”が急増します。でもまあ、そういう目的で発信される情報は、「継続性を生み出す志」に繋がりませんので、大体、2.3年で消滅する傾向があるかと。まず、5年以上継続することは、無いように感じています。

地震予測・地震予知・地震予言の違い

辞書世の中では、地震情報を発信する上で、「予測」「予知」「予言」という3種類の言葉が概ね同じ様な意味で使われていますよね。

まあ、”言葉の意味(国語辞典上の意味)”としては、それでも問題ないのかもしれません。

学術的に地震を研究している機関においても、例えば「京都大学・地震予知研究センター」「地震予知連絡会」といった感じで、どちらかというと”予知”と言う言葉が昔から使われています。

ただ、私的には、地震予測・地震予知・地震予言を同じ様な意味で使用するのには、少々抵抗を感じるんですよね。それは、それぞれ本質的な意味が異なっていると理解しているからです。

「地震予測」とは

予測私が行っている情報発信にぴったりの意味を有していると感じていることから、ブログタイトルとしても使用しているのが「予測」というワードです。

辞書には、「将来の出来事や状態を前もっておしはかること。」と記されています。

地震が発生するかもしれない・・ということをお伝えするというのは、まさに地震発生を推測することであり”おしはかること(推測)”なんですよね。

「地震予測」というのは、

・特定の情報(現象、電磁波など)を元にして、地震の発生を前もって、おしはかること(推測すること)

と理解しています。

簡単に言うと、”地震の発生を推測すること”が「地震予測」なんです。ですから、世の中に存在している「電磁波(FM電波なども含む)観測」「地殻の隆起・沈降」「地震雲」などの情報分析に基づく、地震発生の推測は”地震予測”と表記すべきものなのだと思っています。

「地震予知」とは

予知基本的に”予知”とは、「時系列的にみて、当該時点では発生していない事柄について予め( あらかじめ)知ること。」と理解しています。

”予測”が情報の分析・検証に基づいて、行われる推測(おしはかること)であるのに対して、”予知”とは、具体的な情報に基づくことなく、未来にて生じる出来事(地震)を知ることなんですね。

ですから、”地震予知”に該当する要素となるのが、「占い」「超越的感覚(未来透し能力・予知夢など)」が対象となるものと考えています。

ゆえに、地震予知の特性としては、あやふやなビジョンではなく、「地震発生の日時・場所が明確である」のが特徴となるわけです。

ちなみに私自身、”占い””超越的感覚(一般的な超能力と呼ばれているもの)”に関して、肯定派です。(そういう、要素が存在していることを受け入れているという意味です。当然、個々の要素を見ていけば、受け入れられるものと受け入れられないものが混在しております。)

地震予知の本質を考えれば、最低限「地震発生の日時・場所が明確に示されていること」が必須要件(参考にできる予知情報として)となるわけです。でも、実際には、占いや超越的感覚によって、発信されている地震予知情報の大半が”あやふやな内容・表現”となっていますよね。

そういう情報は、地震予知にもなっていないと判断できるわけです。ピンポイントで地震発生地域と日時を示してこそ、地震予知情報となるのですから。

余談ではありますが・・。”地震予知”とはこのような特性を有する要素。ですから、先ほど少々話に触れましたが、公的機関や大学などの研究機関の多くに、何故”予知”という言葉が使われているのか・・個人的にはすっごく疑問といいますか、違和感を感じるんですよ。学術的に地震を研究するなら「予測」でしょと。

「地震予言」とは

予言”地震予言”に限らず、そもそも”予言”とは「対象の出来事が生じる前に、あらかじめ、その出来事に関する話をすること」と理解しています。

ですから、ぶっちゃけ・・”地震予言”は、地震発生場所や日時などを示す内容じゃなくてもOKなんですよね。当然、予言した内容が、実際に起こるかどうかもあまり問題視する要素とはならないということ。

”予言”という要素は、単に「あらかじめ、未来の出来事に関して、発言すること」自体を意味しているからです。もちろん、何か具体的な情報に基づいている必要もないし・・占い技術や能力(感覚、超能力など)を有している必要もないわけです。

ゆえに、そもそも”地震予言”と評している情報に対して、”対応する地震が発生しなかったじゃないか・・”などと目くじらを立ててはいけないのです。「未来の出来事に関して、その人が思ったことを発現しただけ」なんですから。(そう捉えておきましょうという話です。)

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2018年2月23日地震予知,雑記予言,地震予測,地震予知

Posted by poppo