”予知能力”は「プレコグニション」とも呼ばれています。

”予知能力”に関しても、科学的視点・心理学的視点などから様々な研究が行われてきているんですよね。しかし、科学的観点からは、予知能力の存在は証明されるには至っていないのが現状です。

”予知能力”は存在するのでしょうか?

まず、私の見解といいますか、私の思いをお話すると・・・少々相反することを語るように感じてしまうかもしれませんが・・。

*”地震活動の予知”は出来ないものと考えています。

ただ

*「”予知能力”自体は、存在している可能性があるもの」と思っています。

となります。

なんとなく、矛盾しているように感じるかもしれませんが、私の中では、ぜんぜん矛盾は無いんですよね。まずは、このことについて、順序だててお話してみたいと思います。

その前に、”予知”と言う言葉に関して、私は一般的な使い方とは、少々異なる理解(見解を有している)を持っています。「地震予知とは何か?」といった私なりの定義をこちらの記事(「地震予測」「地震予知」「地震予言」の違いとは?!)に記していますので、まだ読んだことが無い方は、ぜひ、先に”地震予知の定義”を確認しておいていただければと思います。

これからお話することは、あくまでも、私の”地震予知に関する定義”に基づいた話となりますので。

過去、予知に成功したと思われる「地震予知」は存在していないこと。

「予知情報」は、過去の歴史の中で思いの外沢山存在しています。その中には、最初から”嘘・偽り”とわかる予知情報も多数含まれているからなんですね。

そんな”嘘・偽り”と判断できる予知情報を含めてみても、過去に予知成功したと判断できる「地震予知(情報)」は存在していません。

”地震予知”が”情報”となりうるには

  • 地震発生場所(震源地もしくは、大きな揺れが生じた地域)
  • 地震発生の日時(何月何日の何時頃など)
  • 地震規模(多少、規模の幅があってもOK)

の3要素が予知内容に示されている必要があります。

実は、過去存在した”地震予知”の9割以上が、予知時点ですでに、上記3要素のいずれか(すべてが不足しているものも含まれています。)が欠けている内容となっているんですね。

ゆえに、本質的には、そもそも「地震予知とは認められない」内容が大半だということ。

上記の地震予知3要素が示されている予知情報自体が、ほぼ皆無といって良い状況ですので、「予知に成功したと思われる地震予知は存在していない」とわりと簡単に結論付けてしまうことが出来るのです。

”地震”以外を対象にした予知は存在する可能性が残ることに。

”地震予知”には、上記に記した地震予知3要素が予知情報となりうるために必須となりますが・・。

「地震活動」以外の出来事・事象を対象とした場合には、「地震予知3要素」は不要となりますからね。ゆえに、予知情報として、成り立つ出来事・事象が存在している可能性があるものと考えられるのです。

例えば、最も有名な予知能力者として知られているのが、”エドガーケイシー”です。

1970年台から1940年台にかけて、活躍したアメリカの予知能力者(実際には、リーディングと呼ばれる能力を発揮していたと言われています。)。

彼が予知した要素としては、「病気」や「ライフサイクル(人生の流れ、人の人生に関する出来事など)」が多く存在。それらの中で、実際に予知通りの結果となったと考えられる事例が多数存在しています。(そのように考えられている)

”人生の出来事”に関しては、「日時」「場所」などを必要としない要素も多々ありますからね。(例えば、どんな職業に就くなど)

予知情報として、「日時」や「場所」などの要素が無くとも成り立つ出来事・事象が対象の場合は、”予知”が存在するのではないかと私は思っています。

誰でも可能な”予知とは呼べない”地震予知方法をご紹介。

”地震予知”に関して、何故「場所」「日時」「規模」の3要素が予知情報となりうるための必須要素となるのが・・。

そまことを理解する上で、誰でも簡単に行える地震予知(偽りの予知)方法をご紹介してみたいと思います。

1.「日時」を不明確にした地震予知方法。

まずは、最も簡単で、しかも、かならず的中する地震予知(偽り)となるのが

  • 「日時」を不明確にした地震予知

です。これは、地震に関して、ほとんど知識が無くても、簡単に予知情報を作ってしまうことが可能となる方法なんですね。

例題を記すると下記となります。

干支で「丑・寅の年」。「紀伊半島沖から愛知沖にかけての海洋部」で、マグニチュード7を超える大規模地震が発生。大規模被害の発生が予知できました。

といった感じで、「発生場所(震源エリア)」と「地震規模」に関しては、わりと明確に記するのがポイントとなります。

「日時」に関しても、何も記さないと不自然な内容となってしまいますが、”丑・寅の年”といった、表現とするのがポイント。「干支」での表現などは、今後も何度も繰り返される要素となるんですね。

ゆえに・・。何十年後・何百年後、いつか予知として記した場所&規模の地震が発生してくる可能性があるわけです。時間に区切りが無いわけですから、まあ、ほぼ予知は成功となりますよね。

「”日時”を曖昧に表現。その上で、”場所”と”規模”はわりと詳細に表現」したものが、一番、多くの方に信用されてしまいやすい予知情報(偽りの)となるもの。場所や規模が具体的だと、結構リアルに感じてしまうものですからね。

2.”地震規模”を曖昧にした地震予知方法。

次は、”地震規模”を曖昧にしてみたいと思います。

こちらも、まずは例題を。

2020年10月7日の朝方、「茨城県・福島県」にて強い揺れを感じる地震が発生することを予知しました。

といった感じとなりますでしょうか。(苦笑)

このケースでは、「1」のパターンと比較すると少々地震に対する知識が必要なります。「季節的に地震が発生しやすい月はいつか」「年間通じて地震が発生しやすい場所」を知っておくことが必要な知識となります。

いかがですか?結構、「日時」と「場所」を絞って表現していますので、予知として信ぴょう性を感じてしまう方も少なくないのではないでしょうかね。

でも、ここでは「地震規模」を記しておらず「強い揺れを感じる」と留めているのがポイント。しかも、「震源地が茨城県・福島県である」と表現しているわけではありませんので・・・まあ、当日に、茨城県・福島県で揺れを感じる地震があれば、それたけで・・「予知が的中した~」と感じてもらえることになるわけです。

”強い揺れ”というのも、感じた方は人それぞれですからね。

「1」のケースには、かなり劣りますが、それでも、「震度1」くらいなら、結構な確率で予知日に地震揺れを感じる出来事は生じるのではないでしょうかね。

3.「発生場所」を曖昧にした地震予知方法。

最後は、「発生場所」を曖昧にしてみましょう。”発生場所”を広域に設定すればするほど、「予知が的中した」と言い張ることが出来る可能性が高まるもの。「海外」も含めてしまえば、確率はかなり高まります。

2020年1月~5月の期間に、M6を超える大規模地震が発生。日本を含めた周辺各国でも、大きな衝撃を受けることが予知されました。

と言った感じでしょうか。

この場合、「日時」は具体的な日付で示す必要はありますが、期間を少々幅広く設定するのがポイントとなります。また、「規模」に関しても、本来「M6程度」なら中規模地震なのですが、表現的に”大規模地震”と記するのがポイントに。

このことによって”地震予知”としての印象付けが可能となるからです。

「地域」に関しては、上記のように表記すると・・実際はかなり曖昧なのですが、なんとなくしっかりと示されているように感じてしまう人もいるもの。

この表現なら、「日本」以外の「海外」で発生した地震も対象として含めてしまうことが可能となるのです。

これも「1」のケースよりかは、確率が劣りますが、それでも、「予知的中」と言ってしまえるような地震(M6前後の地震でOKなので)が発生する確率は、少なからずありますので。

まとめ。「日時」「規模」「地域」が明確に示されていないものは、”地震予知”ではないということ。

これからも「地震予知」と言われるような情報が沢山みられるものと思いますが、まあ、それらの情報の9割以上が「日時」「規模」「地域」の明確な記述の無いものと思われます。

  • そんな情報は、「地震予知」ではない

ということを、まずはしっかりと認識しておいていだたければと思います。

「地震予測」の情報には、参考となるものが存在しますが、「地震予知」に参考としていよい情報は存在しない

というのが、私の見解(結論)です。

まあ、どんな情報でも、”情報に振り回されてしまってはダメ”なもの。”情報の取捨選択”を自分でしっかり行うことが大切なんですね。

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